« モダンガール | トップページ | コーヒー820円 »

2007年11月24日 (土)

アホ・バカ分布

 雪が降りましたよ、ついに。冬ですね。そして今年もあっという間だったなあ。ってまだ振り返るには早い、11月だった。振り返るのは12月になってからにしましょう。

 そして、今日は日ハムパレードだったはず。見ていないけど。今年は駅前通りが工事中なので大通りだったみたいですね。でも、日本一にならないとちょっと盛り上がりにかけるかなあ・・・来年は梨田監督の元、頑張ってね~

 さて、さて今日の議題は「全国アホ・バカ分布考」。この間、ちょっと話題になったので、取り上げてみることにしました。ちょっとふざけたタイトルに見えるでしょ。でもバカにできないのです。柳田國男の「蝸牛考」、さらに言うと「方言周圏論」これが成り立つ場合があることを証明するものだったのです。。。。

 しかも、この本が出来上がったきっかけ、それは「探偵ナイトスクープ」。知っていますでしょう?テレビ朝日系深夜番組。かなりな長寿番組。深夜番組として誇り高く、決して安易にゴールデンにおりてこない。。。この番組、視聴者の素朴な疑問に、と~っても一生懸命に調査し回答する真摯な番組です。大笑いすることもあれば、二代目の西田局長号泣することもあり、でも基本的には小ネタ番組。だがしかし、侮るなかれなのであった。

 さて、「アホ・バカ分布」です。関西では「アホ」といいますが、関東では「バカ」と言います。この境界線ってどこかにあるの?この質問が探偵ナイトスクープに寄せられたのが始まり。

 そして、「アホ」、「バカ」表現というのはあまりにも深いのでありました、ジャジャーン。甘いよ、甘い、アホとかバカに類似する表現の多いこと、多いこと。番組では結局、バカという表現は東日本では東京から静岡、そして西日本では岡山から九州北部にあり、関西がアホ、愛知・岐阜は「タワケ」とかそんなレベルでした。さらに、この番組スタッフたちはどんどんやってしまうのです。全国市町村教育委員会へのアホもしくはバカに類似する表現アンケート!!

 そう、北海道だったら「はんかくさい」とか「タクランケ」とかね。まあ、最近は使わないけど、あります。そんな言葉がたくさん、来るわ、来るわ。アンケート回収率はかなりなものでした。皆さん、興味あったのですね。そして、なんとこの表現は決して北海道だけにあるのではなく、九州にもあったりするのです。まったくそのままというわけではないので、現代語に生きる我々では理解できなく、「古語」で考えると一緒だったりするのです。う~ん、「探偵ナイトスクープ」、本当に侮れないぞ。古語の勉強までさせられてしまうのね。

 で、この本は長いので(570ページ)、あまり説明しませんが、京都(文化の中心)から流行語が円周状態でどんどん地方へ広まり、それが地方に方言として残ったという「方言周圏論」という理論があったのですが、なんとこのアホ・バカでこれが証明されてしまったのです。バカがはじめに伝承されて行って、その他いろいろなアホ・バカ的表現がやはり円周状に伝承されていった。そして最新流行語であった「アホ」が京都で流行しだしたものの、それが全国に広まる前に、文化の中心が江戸に遷ってしまったということだった。そして、アホ・バカ表現は決して差別的な言葉ではなく、どこかに「愛すべき奴め」という意味を含んでいるということまでもこの本は証明しています。是非是非だまされたと思って読んでみてくださいませ。知的好奇心、かなり満足します。

|

« モダンガール | トップページ | コーヒー820円 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事