芋洗いって何故?
見ました?R-1。もう衝撃でした。芋洗坂係長。なんで、芋洗いなのか?何故係長なのか?さっぱりわかりませんが、面白かったあ。優勝するかと思った。さすがに、洗練度合いでなだぎ武だったのかな。なだぎ武も面白かったけどね。ディランだけではないのね。しかも、昨日の夜のレッドカーペットにも出ていたし・・・だがしかし!衝撃度合いでは芋洗坂係長に分があった気がする。あの顔、あの体、そしてあの動き。Boaのダンスも良かったけど、ジンギスカン=人事課のジェスチャーも良かったなあ、あの髪とメガネ。でも、何故か芋洗坂係長の露出度が上がらない気がするのは何故だろう?あまりにも衝撃的だからかな?
さて、そんな衝撃的な芋洗坂係長とは全然異なる「ゲイルズバーグの春を愛す」”I Love Galesburg in The Spring" ジャック・フィニィ(Jack Finney)の話をしましょう。
アメリカでこういう小説も売れるのだなあと妙に感心しました。これは表題の「ゲイルズバーグの春を愛す」を始めとする10編の短編集です。そして、どれもが「成功する」、「進歩する」、「お金もちが成功する」という話ではないのです。成功者が過去に戻ってしまう、むしろ自分が大切だと感じるものをとにかく大切にする。古いものを壊されないようにする。独自の価値観を大切にしよう、ただ前に進む、破壊して新しくすることが良いことではない、そして成功者だけがたたえられるものではないという、そんな話を集めたファンタジーです。何か心がほっとするような、安心するような、アメリカも実は日本と同じなのかなと思わされます。
でも、この短編集、1952年~1962年までに書かれたものなのです。この当時からアメリカは病んでいたのでしょうか。今の日本が必要としている、というか、皆が振り返るべき考えや思いが詰まっている気がします。そして、ホッとするし、皆に思い出してほしい、そして忘れないでほしいなあと思うのです。