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2008年3月23日 (日)

1973年!!

 先日、カラオケに行ったのです。1965年生まれと1970年生まれと1973年生まれの3人で。1968年オリコンメドレーからどこまで歌えるか?とやってみたわけです。このときは1985年まで歌ってみました。

 1968年はね~~さすがに1965年生まれの私も半分以上はわからないのです。そして、演歌っていうかムード歌謡っていうか、全般的に暗い音楽。まあ、言ってみればマイナーな感じかな。そしてまた歌詞が暗い!男に棄てられた女とか、男に振り回されている女みたいな・・・何か「淫靡」というか、男女間のドロドロ系です。それが1972年まで続くのです。なんだこの暗さは?って感じです。

 ところが1973年になると、突然変わります。何か明るくなるのです。ようやく元気が出ます。そして、歌える歌が増えてくるのです。さすがに1973年生まれには厳しかったようですが。65年生まれと70年生まれはようやくホッとした感じです。

 でも、私たちの疑問。何故、1973年から変わったのでしょう?これが疑問でした。この時代には何があったのでしょう?

 ちょっとネット検索をしてみると、1970年代始めからいわゆるニューミュージック系の人たちがデビューしだしているのですね。松任谷由美(荒井由美)とか吉田拓郎とか、井上陽水とかね。あと、新御三家(西条秀樹、郷ひろみ、野口五郎)、中三トリオ(山口百恵、桜田淳子、森昌子)などのアイドルが台頭してきます。キャンディーズも1973年デビューですし、フィンガー5も1973年です。このあたりで音楽シーンが変わってきたのでしょうか?ビートルズの日本公演も1966年ですし、日本の音楽が少しずつ変わりだし、その変化が目に見え出したのが、1973年だったのでしょうか?

 カラオケメドレーで遊んでいただけなのですが、意外な傾向がわかるものですね。1973年から明るくなりだし、1980年になると、いよいよアイドル歌謡全盛期に突入します。先日はきりが無いので、1985年で終わらせましたが、1990年、2000年でまた変わっていくのでしょうね。1965年生まれの私は、1980年のアイドル全盛期の頃高校生となり、ラジオで洋楽を聞き出すようになりました。渋谷陽一の番組でEarth,Wind&Fireを聞きだしたのがきっかけかな。ビリー・ジョエルを聞き出したのもこの頃ですね。

 1984年あたりになるといよいよMTVが始まります。マイケル・ジャクソンなんかはMTVの申し子ですよね。1980年代はアメリカンポップの全盛期。全世界で流行りましたよね。マドンナとかシンディ・ローパーなんかもそうですね。あとはブリテッィシュロック?という定義で良いかはわかりませんが、The Police、The Style Councilなんかもよく聞きました。でも、イギリスのMTVの申し子はやはりボーイ・ジョージのCulture Clubかもしれませんね。1980年代のミュージックシーンは洋楽なくしては語れないような気がします。

 1990年代後半というか特に1998年の宇多田ヒカルの登場あたりから、2000年代に入ると、いわゆるJ-POPというジャンルが台頭します。今でいうとコブクロとかEXILEとか、平井堅なんかも含めていいのかなあ。浜崎あゆみなどもこの中に入ってくるかと思います。はっきり言ってもう洋楽なんか目じゃないぜ!ポップス、ロック、ヒップホップ、ラップなどなど、様々なジャンルで様々なグループや歌手が、本当に良い曲を作っている。全然、世界に通用するし、だからもはや日本で外国の曲が1980年代ほどにはヒットしていない気がします。せいぜい、最近では「恋のマイアヒ」くらいですかね。あれはノマネコのおかげで売れたような気がするから、ちょっと例外かな。

 と、カラオケで考える日本の近代音楽史なのであった・・・でも、演歌もカラオケで歌うのは気持ちがいいのだけれど(今になってみると八代亜紀の「舟歌」なんて良いなあと思う)、ここ最近は、良い「演歌」を作詞作曲できる人がいないのでは?演歌もシンガーソングライター化しないとならないのではないかしら?ところで、ジェロって自分で歌作っているのかな?

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