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2008年12月に作成された記事

2008年12月29日 (月)

セレブ夫婦

 昨日、芸術の森美術館に行きました。何をすき好んでこの冬に行くのかしら?やっていたのは「neoteny japan」 高橋コレクション(高橋龍太郎さんってお医者さんのコレクションだそうです。すごいですわね。個人で持っているのよね。)

 ただ、現代アートはちょっと苦手かな。どうも恐怖心をあおるような作品が多いのです。素直に心にすっと入ってこない。どこか屈折や、恐怖感や、焦燥感を感じさせる。そのため、少々怖いのと、笑ってしまうような意味不明なものもあった。でも、たまには良いですね。最近美術館に行っていなかったから。

 で、お茶でもしようかなと思ったのです。芸術の森美術館の中にあると思ったら、無い・・・仕方がない。じゃあ、大通りまで出ようかと、バス停に向かった。そうすると、芸術の森入り口前にこじゃれた感じのCafeがあるではないですか。これは行ってみようと入った。

 お店にはテラスがあって、鳥さんのために餌箱がいくつかあった。中に入ると、結構モダンな感じの店内。店主さんっぽい女性と男性がくつろいでいた。我々のほかにはお客はいない。巨大なスピーカーとピアノが目についた。流れているのはジャズ。そして素敵な薪ストーブ。我々はその薪ストーブのそばに案内してもらった。

 餌箱には最初は鳥はいなかったが、気がつくとスズメが数羽、木の枝に止まっていた。いや、数羽ではない。20羽位いた。女主人がいかにも話がしたかったのか、「なぜか集団で行動するんですよね。4つあるのに、皆同じひとつの餌箱に群がるんですよ。」それから、3人でスズメを観察しつつ、盛り上がっていた。

 そこへコーヒーを入れ終わったご主人が登場。薪ストーブの話へとうつり、「素敵ですよね。」というと、「うれしいな。イタリアから船で来たんですよ。」と。ご自宅にはノルウェー製の薪ストーブがあるらしい。薪は業者から購入するそうだけれど、突然花粉症になって頭にきて、家の白樺の木を友人から借りたチェーンソーで途中まで切り、腰に縄つけて引っ張り「た~お~れ~る~ぞ~」をやったらしい。

 前日(27日)にピアノとファゴットの演奏会をこのCafeでやり、かなり2次会、3次会まで盛り上がったとのことなので、ご主人のテンションは高めでした。たぶんまだ酔っていたかも。

 素敵なご夫婦でした。なんか4人で盛り上がってしまい、バスの時間を気にしつつも、ゆったりしたひと時をすごせました。たぶん、ご夫婦はたまには他の人と話をしたかったのではないかしら?そして、一緒にいたわが友人の命名「セレブ夫婦」。だってね、CAFEの他に自宅もあるのよ。薪ストーブは自宅にもCafeにもあるし、どちらも外国製。自宅の庭には白樺の木。どんな広いお庭なんだ!!しかも、演奏会に来てくれたのは、札響の人だそうです。どんな人脈なんだ!

 たぶん、引退されてCafeを開いた方なのかな。感じもよいし、雰囲気も良いご夫婦でした。友人いわく「養子になりたい!」って、年齢的に親子では無理だよ。ご夫婦はご主人がいっていても60歳?奥様は50代では?ねぇ~それで親子は無理!なんといっても、こちらはアラフォーですから・・・(アラフィフかもしれないが。。。言いにくい!!)

 コーヒーとケーキを頼みましたが、おいしかったです。それ以上に雰囲気が良かったなあ。また行きたいなと思わされるCafeでした。

2008年12月21日 (日)

2008年M-1

 NONSTYLEって誰?って感じだったけれど、面白かった。今年は決勝戦メンバー小物だなあと思っていたのよね。しかし!笑った。ナイツもオードリーも面白かった。去年より平均得点も高いのじゃないかな。

 お笑いって厳しいなと思った。キングコングも笑い飯も何度も出ているけれど、もはや彼らは新鮮ではない。うん?何か古いなあと思ってしまう。笑い飯のダブルボケなんて、今までにないスタイルで面白~い!!と思っていたのに・・・今年の決勝の3組とも普通にやっているけれど、ボケと突っ込みがなんとなく今までと違う!新しいっていうか、微妙!って感じで面白い。個人的にはあのオードリーのそっくり返ったえらそうな立ち方が好きだ。NONSTYLEの白いほうもよかったが。

 イロモネアでウッチャンがチャレンジしていたけれど、やはり「古い」という感じがしたものね。笑う犬のころならよかったのかな。紳助とか松本人志とかが審査員しているけれど、彼らだって漫才やったら古臭い感は否定できないよね。たけしが最近ニュース番組っていうか夜の情報バラエティに出ているけれど、痛々しい感があるんだよなあ。面白いことは面白いが、いまどき感がない。仕方がないのだろうね!

 そういうわけで、厳しい世界だ。お笑いは、と思った次第でした。

 ナイツもよかったよ。でも、最初の方が面白かった。

 あと、実は、私はハリセンボンが好きだ!残念だわ。決勝に出られなくて。はるかのエジプトの壁画も好きだが、あの春菜の貫禄はすごいし、あと似てる人が多すぎ!!角野卓造だけじゃないんだ、これが!!すごい!

2008年12月20日 (土)

PC復旧!

 パソコンが壊れた!!ブルースクリーンになったと思ったら、Windows再起動が始まり、でも壁紙がでるだけでそれ以上には進まず。アイコンも出ないし、スタート画面も出せないし、ず~っとディスクにアクセス中。放置してみたら、翌朝までそのまま。なんやねん!!

 おそるおそるサポートに電話。おおっ!つながったよ。もはやサポートには電話つながらないという時代ではないのね(日曜の夜だったからかな?)そして、ハード診断するために、CD-ROM探してって。う~ん、そんなCDあったっけ?と、なんだかんだやっていたが、結局ハードはおかしくはなく。え~っ!リカバリCDから復旧なの。。。全部設定しなおしかい。

 仕方がないので、設定しなおしました。Windowsのサービスパックあてるのに時間はかかるし、ウィルス対策ソフトは買いなおしだし。ああ、時間かかった。でも、まあ、Windows起動時間がやたらかかっていたから、少しはリフレッシュされたと思えば、まあいいか。良いことにしよう。

 突然ですが、「オンリー イエスタデイ」 ”Only Yesterday” F.L.Allenを見つけた!1920年代のアメリカについての解説。

 何で、2008年の今、1920年なんだ?

 そう、学生時代に授業で一部読んだのよね。私の卒論はF.Scott.Fitzgeraldだったのだけれど、まさに1920年代アメリカの寵児だったフィッツジェラルド。彼のあのこだわりは理解できなかったけれどね。お金持ちのフラッパーと上流階級への憧れ。しかし、第一次世界大戦が終わったアメリカでは、狂乱ともいうべき時代であった。もしかすると1980年代日本のバブルに通じる?しかも、あの時代の倫理観、道徳観というのはもっと極端なものだったので、今の価値観からすると異常事態も起こっていた。

 反ボルシェヴィズムによる極端な赤狩りや、クー・クラックス・クラン。簡単に人は扇動され、多くの人が傷ついた。女性のスカートは短くなり、化粧が当たり前となり、タバコもすう。そして彼女たちはあえて大胆な言動で、大人たちを驚かす。その象徴が断髪であった。

 さらに、政治家は金銭面のスキャンダルを起こし、一方で禁酒法が施行された。日本のバブルのように土地が高騰し続ける。皆、土地がほしくて買うのではなく、売るために買い続ける。株はどんどん上昇し、皆、このままずっとこの好景気が続くと思っていた。

 人間は同じことをするなと思う。今のアメリカのサブプライムローン問題もそう。お金はないのに、あると思わせて、建物は建てられた。そして、それが耐えられなくなって、ついに崩壊する。

 1929年10月、ついに株価は大暴落した。

 同じことが繰り返される。人間は反省をしないのか?

 しかし、あの狂乱の1920年代に何かは変わったのだろう。間違いなく、生活は便利になった。女性の考え方が大きく変わるきっかけでもあったのだろう。ラジオは文化生活に大きな影響を与えた。それはテレビ以上、インターネット以上だったのかもしれない。リンドバーグは単独で大西洋を渡った。禁酒法はギャングの台頭を許した。

 フィッツジェラルドは一夜にしてスターとなり、10年経つと忘れられた。ギャッツビーが突然現れ、あっけなく消えていった様に・・・・

 そういえば、第一次世界大戦でアメリカは実は傷つかなかった。そして戦後において他の国の間の調整や金銭面の支援などを実施することがあったらしい。なぜ、アメリカが今もすぐに世界の警察を任じたがるのか?ここにそのルーツがあるのかもしれないと、ちょっと思った。でも、この後は不干渉主義になるのだけれどね。やはりよくわからん。第二次世界大戦でも傷ついていないからなあ。

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