セレブ夫婦
昨日、芸術の森美術館に行きました。何をすき好んでこの冬に行くのかしら?やっていたのは「neoteny japan」 高橋コレクション(高橋龍太郎さんってお医者さんのコレクションだそうです。すごいですわね。個人で持っているのよね。)
ただ、現代アートはちょっと苦手かな。どうも恐怖心をあおるような作品が多いのです。素直に心にすっと入ってこない。どこか屈折や、恐怖感や、焦燥感を感じさせる。そのため、少々怖いのと、笑ってしまうような意味不明なものもあった。でも、たまには良いですね。最近美術館に行っていなかったから。
で、お茶でもしようかなと思ったのです。芸術の森美術館の中にあると思ったら、無い・・・仕方がない。じゃあ、大通りまで出ようかと、バス停に向かった。そうすると、芸術の森入り口前にこじゃれた感じのCafeがあるではないですか。これは行ってみようと入った。
お店にはテラスがあって、鳥さんのために餌箱がいくつかあった。中に入ると、結構モダンな感じの店内。店主さんっぽい女性と男性がくつろいでいた。我々のほかにはお客はいない。巨大なスピーカーとピアノが目についた。流れているのはジャズ。そして素敵な薪ストーブ。我々はその薪ストーブのそばに案内してもらった。
餌箱には最初は鳥はいなかったが、気がつくとスズメが数羽、木の枝に止まっていた。いや、数羽ではない。20羽位いた。女主人がいかにも話がしたかったのか、「なぜか集団で行動するんですよね。4つあるのに、皆同じひとつの餌箱に群がるんですよ。」それから、3人でスズメを観察しつつ、盛り上がっていた。
そこへコーヒーを入れ終わったご主人が登場。薪ストーブの話へとうつり、「素敵ですよね。」というと、「うれしいな。イタリアから船で来たんですよ。」と。ご自宅にはノルウェー製の薪ストーブがあるらしい。薪は業者から購入するそうだけれど、突然花粉症になって頭にきて、家の白樺の木を友人から借りたチェーンソーで途中まで切り、腰に縄つけて引っ張り「た~お~れ~る~ぞ~」をやったらしい。
前日(27日)にピアノとファゴットの演奏会をこのCafeでやり、かなり2次会、3次会まで盛り上がったとのことなので、ご主人のテンションは高めでした。たぶんまだ酔っていたかも。
素敵なご夫婦でした。なんか4人で盛り上がってしまい、バスの時間を気にしつつも、ゆったりしたひと時をすごせました。たぶん、ご夫婦はたまには他の人と話をしたかったのではないかしら?そして、一緒にいたわが友人の命名「セレブ夫婦」。だってね、CAFEの他に自宅もあるのよ。薪ストーブは自宅にもCafeにもあるし、どちらも外国製。自宅の庭には白樺の木。どんな広いお庭なんだ!!しかも、演奏会に来てくれたのは、札響の人だそうです。どんな人脈なんだ!
たぶん、引退されてCafeを開いた方なのかな。感じもよいし、雰囲気も良いご夫婦でした。友人いわく「養子になりたい!」って、年齢的に親子では無理だよ。ご夫婦はご主人がいっていても60歳?奥様は50代では?ねぇ~それで親子は無理!なんといっても、こちらはアラフォーですから・・・(アラフィフかもしれないが。。。言いにくい!!)
コーヒーとケーキを頼みましたが、おいしかったです。それ以上に雰囲気が良かったなあ。また行きたいなと思わされるCafeでした。