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2009年2月13日 (金)

Good Grief

  まずは、昨晩の小泉発言について触れようかな。確かにね、誰かが言わないとね。「麻生さん、まずいんじゃないの?」

 今の圧倒的な衆議院の自民党数は、何のおかげで、誰のおかげだったのか?

 「郵政民営化は反対だった。」

 「はあ?」(ここは、青木さやか風に思いっきり言うこと!少々古いが)

 「小泉さんは奇人変人だから・・・・」(へぇ~、じゃあ、あなたは何?)

 小泉さんを奇人変人と言って良いのは、田中真紀子さんだけだよ。そ~んなこともわからないほど、KYなのね~~~まあ、かなり前に終わっていたけれど、完全に終わっちゃったね、麻生さん。下手すると、政治生命まで。ここ2年で考えると、やはり安倍さんだったかな、一番まともだったのは。我々国民も反省するべきかなあ。もう少し、安倍さんにチャンスを与えるべきだったね。それにしても麻生さんは、ひどすぎる。でも、仕方がないかな。世の中が変わらなければならなくて、そのためには民主党に政権をとらせた方が良いのでしょうね。そうなるとこのままの流れで、自民党はアンテナ折れっぱなし路線を走ってもらうしかないか。

 やれやれ(Good Grief!)

  というわけで、チャールズ M シュルツ (Charles M Schulz)の自伝。チャールズ M シュルツって知っているでしょ?スヌーピーの生みの親。フィッツジェラルドと同じミネソタ州セントポール出身。背の高い、内気な青年。それが彼だった。スパーキーというのが、彼のあだ名。スヌーピーのお兄さんにスパイクって出てくるけれど、なんとなくスパイクを彷彿させる。スパーキーと呼ばせていただくが、スパーキーは超現実的な人。漫画はあくまでも漫画で、それ以上でも以下でもないと考える。子供を必要以上に持ち上げないし。だから、チャーリー ブラウンは、どうしたってチャーリー ブラウンのままで、絶対にヒーローにはならないし、決して赤毛の女の子に恋心は届かない。ルーシーがどんなにアピールしたってシュローダーは振り向かないのだ。

 子供たちは子供たちなりに考え、悩み、哲学を語る。全然、純真でもなければ、無垢でもなく、それなりにずるく、彼らなりに、人生を生きている。

 スパーキーは、淡々と描く、そんな子供たちを。そこに「芸術性」や「大物」をアピールしない。自分が描いているのは、新聞向けの漫画。だから面白くないとならないし、どんな大企業よりも新聞を大切にする。そんなスパーキーがいいなあと思う。

 私は、個人的にはヴァンペルト師弟が好きだな。超性格の悪いルーシーと、賢いけれど安心毛布の手放せないライナス。日本版では、ルーシーの声はうつみ宮土理がやっていた。結構はまっていたと思う。ルーシーは時々、精神科医をやっているのだ。ボックスに入って、あれが超現実的で、参る。そういわれたら仕方がないやって感じ。チャーリー ブラウンは谷啓だったね。あれはなかなか良かった。スヌーピーが日本で人気が出たのは、声の配役が良かったのではないかしら?

そう、日本語版タイトルは「スヌーピーと生きる」 リタ・グリムズリー・ジョンスン(Rheta Grimsley Jhonson)著。(なんでもいいけれど、邦題はセンスないなあ。)

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