テレビって・・・・
昨日、適当にテレビのチャンネル変えていたら、「テレビのこれから」なんてNHKの特番にぶち当たった。ふ~ん、と思ってちょっと見てみた。ちょうど、これからの視聴スタイルがどうなるかというのを、テレビの製作者側と視聴者側に質問をしていた。1.時間にとらわれずに見るスタイルが増える 2.決まった時間にテレビを見るスタイルは変わらない というような2択(質問は正確ではないけれど、内容はあっていると思う)で、結構驚いたのが、製作者側がほとんど2を選んだのよね。視聴者側は1のほうが多かった。
でね、なぜか、制作者側はなんかなんとなく怒っている感を漂わせているんだよね。途中から見たし、ほとんど終わり頃の時間だったから、経過はわからないのだけどさ。何かね、自分たちはリアルタイムに見て欲しい(いや、生放送という意味ではなく、その初めて公共の電波に乗る時間そのものにってことね)、そういうつもりで作っているんだって。
あらそう、頑張ってね。
ねえ、そうだよね。別に作る側がどんな思い込めてようがどうしようがさ、「頑張れば」としか言えないよ。あなたが頑張っているんだから、私はその時間にちゃんと見るわよなんて義理は何も無いよ。だって、私、あなたの知り合いでもなんでもないもん。面白い番組で、たまたま家にいればその時間に見るし、その時間に家にいなくて、それでも見たいなと思ったら録画するし、別にどうでも良かったら、見ないだけの話だ。
そんなもんなんじゃないの?確かにさ、自分の仕事にプライド持っているのは良いけれど、でも、テレビ人じゃなくたって、結構皆、自分の仕事にプライド持っているもの。どんな面白いテレビをやっていようと、自分の仕事でもうその日は早く家に帰れなかったら、たとえ録画予約していなくたって、帰らないで仕事するよ。久しぶりに会う友人から連絡あったら、一緒に飲むさ。テレビを優先する?何か、上から目線過ぎないか?
誰だって頑張っているし、誰だってプライド持って生きているんだよ。自分たちだけが危機的状況にいるとでも?とっくの昔に、世の中は変わりつつあって、残念ながら、テレビ人、たぶん制作サイド側の人が一番、鈍感なのではないかな?と思ってしまうのよね。タレントは、意外と飽きられたり、事件起こせば干されるし、結構、世の中に敏感じゃないとならないけれど、テレビ制作者の人は実は会社員だもんね。アナウンサーはなんとなく、肩たたかれたり、干されたりしていそうに見えるけれど。それ以外の人は?それに、制作そのものが、実は下請け会社に発注していたりしてね。そして、問題が発覚すると、制作会社のせいにして終わっているケースもあった気がする。でも、発注者の責任は?放送会社としての責任は?
結構、視聴者は冷静に見出しているのですよ。テレビの仕事にあこがれて、そういう仕事を始めただろうから、「憧れの仕事」をしているという気持ちありありなのだろうけれど、逆にそれだけ厳しく見られるってことですよ。
糸井重里さんがその番組に出ていて、彼は優しいというか、制作者サイドに暖かな目線だったけれど、彼の言葉は印象的だった。「もう変化せざるを得ないというか、もう変わってしまっている」的な発言。すみません、これまた正確じゃなくて。でも、こんな感じ。彼は、年齢的に大人になっていっても、「おやじ」感性になってしまわない人ですね。大切なことですよ。
そして、なんとなく、有吉弘行の出ていた番組をyoutubeを見てしまったが、彼が一発屋の定義として言っていた。「世間が一発屋だと決めてしまう」
確かに、その通り!! 訳わからないままに、テレビ番組と世間に弄ばれてしまった人の言うことは深いわね。そして、奴は面白い。視聴者目線があるからのような気がする。
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