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2009年3月28日 (土)

一条ゆかりその後

 真央ちゃん、3位でしたね、残念。明日は頑張って~~って、いきなりフィギュアの話。そして、なんと、キム・ヨナは私と同じ誕生日!もちろん生まれ年は○○年違うが。。。すごく親近感もっちゃうわ、って単純な私。

 さてさて、先日一条ゆかりさんのエッセイを読んだので、漫画も読んでみようっと思い、昨日買ってみた。「デサイナー」(「砂の城」はその本屋には無かったし、「有閑倶楽部」は何冊もあるので・・・今度、漫画喫茶だな)

 「デザイナー」というのはロマコメ(ロマンティックコメディー?かな)路線で、いい加減嫌気が差していた一条さんがついに自分が描きたいってものを描いて、人気が出た作品だそうです。

 いやいや、読んだら、すごいってものじゃないよ、すごい!!!!!!

 もうね、「赤いシリーズ」なんて目じゃないぜ(知っている?)、もちろん韓国ドラマも問題外です。展開速いわ、そんなことあるわけないじゃんシュチュエーションが続出だわ、やたらめったら大げさだし、金もち多いし、あの時代の漫画ってみんなこうなのね。だって、だって、主人公は18歳で、超人気モデルで、何故か車の運転がF1ドライバー並みにうまくて、でも生まれてすぐに養女に出されて、その育ての親はすぐ死んでしまい、孤児院で育ったが12歳で脱走し、食うや食わずで、いまのトップモデルまでのしあがっている。しかも、何故か酒飲んでいるし、よくわからないコンツェルンの18歳のオーナーが近づいてくるし、30代後半の男性に恋をしかかったら、実は自分の父親だと判明するし。。。

 自分を捨てた母が、仕事でつきあっている有名デザイナーと知って、事故をおこし、モデルをできなくなったと思ったら、コンツェルンの18歳オーナーが、デザイナーになって母を抜いてトップになり復讐すればと近寄ってくる・・・・・ 

 まあまあ、都合のよいことにデザイナーの才能があったりするのよね~~もちろん超英才教育は受けるんだけどね。しかも!18歳オーナーは、やたらと主人公のことを知っていて、彼も孤児だったらしい。。。そこで、気づけよ!って思うのだけれど、主人公は気づかない。そのうち二人は近寄りだし、ついに恋におちる・・・と、なんと最後には二人は双子だったと・・・なんじゃそりゃ!主人公は母親は憎悪しているが、男の家族にはことごとく恋をする・・・でも、気づいていないのは、主人公だけで、少し考えれば彼らが自分とどんな関係かはわかると思うんだけどね。

 というわけで、超荒唐無稽な設定で、スピード感ありありです。

 結局、一条さんは何を描きたかったのか?主人公は、最後には仕事ではなく、恋をとろうとする。結果、真実が判明し、あれだけ強かった主人公は自ら命を絶つ。そして、知っていながら禁断の恋に進もうとした双子のもう片方は、精神的におかしくなり、10歳にまで後退する。一方、デザイナーになるために、自分の子供を捨て、一時はトップに立ちながら、自分の娘に追い抜かれた母親は、再チャレンジするために、またフランスへ向かう。

 結局は、母親の勝利?自分が持つことのできなかった家族や愛情という、暖かなものを求めようとした子供たちは、結局は不幸になり、仕事に生きるため家族を捨てた母親はいまだに生きていて、なおも仕事に向かい続ける。それを母親の勝利と読むべきなのか?もしくは母親の妄執の前に、家族は皆敗北したと見るべきなのか?

 って、だったら、結婚するなよな!子どもつくるなよ、あんた。って感じだけどね。

 まあ、当時の漫画ですし、大げさな環境や大げさな悲劇が、受けるのかな?もしくは、それまで描いていたロマンチックなシュチュエーションの反動かも・・・そうだと考えると、相当気持ちよく描いたのだろうなあ。。だって、話の展開は早い、早い、そして、まあスゴイセリフが飛び交います。デザイナーの勉強をさせられた主人公が1ヵ月後にショーを開くことになるが、自分のデザインが直されていることに怒ると、18歳オーナー(実は双子の片割れね)は、「直されるのがいやなら、なぜもっと勉強しなかったのですか?」それに対し、努力したわと食い下がると、「1ヶ月でマスターしろといったはずです。できもしないで文句だけ言うのですか?」だって。すっげー、すごすぎる。こんなこと言えたら、気持ちはいいよね。でも、ありえない状況だなあ。。。こういうセリフが結構目白押しです。うん、どう考えても、一条さんのストレス発散作品だな。

 

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