オトナ語の謎
以前にもちょっと触れましたが、糸井重里さんの「オトナ語の謎」
また読み返しちゃった。というのも、糸井さんのほぼ日刊イトイ新聞で、バンクーバーオリンピックの特集をやっていたのです。特集と言っても、いろいろな人たちのバンクーバーオリンピックについての感想、コメントなんでもありを掲載し、それにスタッフがコメントを返しているの。もしかすると、今流行のツイッターのさきがけ?これを北京でもトリノでもずっとやっていたのです。なんか、あったかくてね。いいなあって。
で、読み返しました。「オトナ語の謎」
またしても大爆笑です。
「いちばんベスト」 オトナ語に文法をもとめてはダメだ!意味を求めるより、感じるんだ!辞書を引くんじゃなくて、感じるんだ!
「いちばんベター」 オトナ語に文法をもとめてはダメだ!意味を求めるより、感じるんだ!辞書を引くんじゃなくて、感じるんだ!
そのまま引用していますが、この繰り返しの妙っていうか、ばかばかしさというか・・・さすがイトイさん。
「基本オーケー」 そういう風に言われた場合、オーケーではないということである。
「ご査収ください」 要するにあげるから受け取ってねという意味である。オトナは持って回った言い回しが大好きなのだ。
笑っちゃいます。そして使っています、私。時々、業界が異なるからか、オヤって思うこともありますが、基本、納得。基本、大笑い。ほとんど使っているしなあ。
いい感じで、糸井さんたちがオトナ後を揶揄っているんです。冷静に見るとへんな言葉の数々。「なくはない」とかね。「そのまま行っちゃう手も、なくはないですね」 あるのかないのかどっちなんだ。わかっていながら、突っ込んでいるところがこれまたいいです。
でも、大人たち、これ見てたまには、俺たちちょっと変かもと、振り返ることも必要よ。言葉がどうこうだけでなく、文化や習慣についてさ。実は当たり前、当然と思っていることが、外から見るとと~っても変なんてことは結構あって、それを冷静に見ることってとっても大事では?
糸井さんたちって、そういうこと、実はよくわかっている人のような気がしてね。気になるオトナです。糸井さんチーム。
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