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2010年9月19日 (日)

ついに

 「ローマ人の物語」がついに完了って、文庫版だけどさ。「キリストの勝利」ということで、ローマ帝国の国教がキリスト教となることで、事実上のローマ帝国の終焉なのであった。キリスト教ということだけではなく、いろいろな意味でローマ帝国は終わりに向っているのであったが。

 作者の塩野七生さんは、古代ローマ帝国の精神は「寛容」だと、敗者を叩き潰すのではなく、同化させて取り込んでしまう、またその文化を否定ではなく許すことが、ローマ帝国繁栄の理由だという理論を持っている。その精神の礎でもあったのが多神教だと言わんとしている、と思われる。しかし、一神教であり、しかも異端や異教を排斥するキリスト教が政治にも入り込んでくることで、「寛容」の精神は失われた。すでに力を失いつつある「ローマ帝国」ではあったが、もはや、「寛容」の精神で、敗者を同化し、拡大してきた「ローマ帝国」の姿は無くなったのである。

 やはりね~国の物語としては、成長していく過程が面白いよね。なので、ハンニバルの攻撃に危機に陥り、スキピオの活躍で持ちこたえる頃とか、ユリウス・カエサルの頃が圧倒的に面白いと私は思う。初代皇帝アウグスティヌスの頃もまあ良いけど、カエサルの頃を読んでいるワクワク・ドキドキ感には敵わないと。

 と、言うわけでカエサルの巻を読み返し中です。そのうち、書評しちゃおうかなあ・・・結構盛りだくさんだから大変そうなのだけれど。

 今日は、鎌倉在住の友人を訪問。鎌倉って観光地なのね~と実感。でも、お茶して、何故かトルコ料理屋(ホント、何故?)に行って、またスタバに行ってお茶しただけだった。暑かったしね~

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