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2011年7月に作成された記事

2011年7月31日 (日)

甲子園

 伊良部が亡くなってしまいましたね。結構、ふてぶてしい感のあった彼でしたが、何かあったのでしょうか?自由奔放な人のような気がしていたので、アメリカの方が合うのかなあと思っていましたが・・・残念です。

 「甲子園が割れた日」中村計さんが書いた、甲子園で松井秀喜が5敬遠されたあの有名な一件のルポです。

 でもね、1992年の出来事なんだよなあ・・・忘れやすい世間はもう忘れているし、知らない人もいるだろうなあ。意外と淡々読んでしまった。あと少々気になるこの表現。四国の強豪で勝たなければいけない明徳と、石川では強豪だけれど、甲子園優勝経験のない星陵の比較。星陵は監督がやさしいし、選手にも勝負へのこだわりが無いらしい。だから石川県には優勝旗が届かない。一方、明徳は私立だし、監督は勝つことを義務つけられているらしい。う~ん?でもさ、地元民ですら絶対に甲子園の優勝旗は津軽海峡を渡ることはないだろうと思っていた、駒澤苫小牧は3連続決勝進出し、2回も優勝したぞ。悪かったな・・・いやいや、違った。そういう話ではなかった。

 結局、勝つためには5敬遠もありだよね~って、話なのかな。プロじゃないし、魅せる必要はないのだから。そして、言っちゃあ悪いが、このときの明徳は松井と真剣勝負できるピッチャーはいなくて、そんな強いチームじゃなかったってことだ。たぶん、PLとか、横浜高校ならそういう手も使わなかったんじゃないかな。

 だがしかし、本当の意味で強くなくっちゃ勝たないんだよね。一時的に5敬遠で松井のいる星陵には勝てても、優勝はしないんだよ。まったくもって話は飛ぶが、昔の日本のバレーボールは強かった。回転レシーブとか、一人時間差とか、日本発案の技があってね、たぶん、体格差をうめるために頑張ったんだと思うんだ。でも、最近は、すっかりパワーに負けてしまっている。何故そうなってしまったのかはわからないけれど、あの強豪国のスパイク見ていたら、日本の細い体では勝てん!と思ってしまう。

 で、何が言いたいかというと、ルール違反じゃないからとか、「勝つ」ことに執着すれば何をやってもいい、ってことでもないんだろうなあと。中村さんは明徳の監督について良い悪いは言っていないし、むしろ、当時の熱い解説者とか、変な精神論は否定している。けれども、素人で、別にその時に高校野球ファンでもなかった私が(私は愛甲とか荒木大輔の時代)、今となって考えると、やはり無理な勝ち方って駄目なんじゃ?ってことかな。その明徳の監督を否定する権利はないが、まだまだ精神的に弱い高校生たちを、結果としてもの凄く精神的に追い込んでしまったことは、きっと彼の中でもわだかまったことでしょう。

 まあ、そういうことです。正々堂々とやりましょう!と言いたい訳ではなく、たぶん、松井を何回かは敬遠しなきゃいけない場面はあったでしょう。それを5回しないと勝てなかったってことは、そのチームで優勝は無理ってことですよ。それなのに、そんな犠牲を払う必要があったのかなあ?って、それだけです。意外と、他のチームの監督の方が冷静なのかもよ。だって、所詮高校野球じゃん。高校生たちにとってはそれからの人生の方が長いんだもん。そして、松井にとっては一通過点で、思い出でしかない。だって、その後が本当の彼の野球人生だからね。

 って、それを言っちゃあ、おしまいよ。そうかもね。すまん。

2011年7月18日 (月)

なでしこジャパンにかこつけて

 凄いですね~なでしこジャパン。いやいや、サッカーにはそんなに興味ないんだけど、世界一はスゴイ!しかも一度も勝ったことの無いアメリカに勝った!!世の中には不可能とか無理とかないってことよね~~少々古いが、皆さん、「自分を褒めてあげてね。」しばらく忙しいとは思いますが、できるだけ体を休めてくださいませ

 さて、本ブログの本来の目的は書評だった。それも基本はミステリーのね。が、いまひとつ心にのこるミステリーにめぐり合っていない、今日この頃。。そう、この間読んだ「ロンドン幽霊列車の謎」(ピーター・キング)もね・・・19世紀後半舞台で、辻馬車の御者が主人公で、ねぇ、シャーロック・ホームズを髣髴とさせる背景なのに・・・やる気になれば、いいストーリー作れそうなのに・・・謎解きは今一、設定や登場人物が子ども騙し。へっ?創元推理文庫さん、980円払わせて、これは無いんじゃない?そのくらいなら、お願いだから、D.M.デヴァインを復刊してくれ!「悪魔はすぐそこに」は意外性があって良かったよ。登場人物の微妙な心の動きもなかなかでした。「5番目のコード」はそれほど意外性のある犯人ではなかったけどね・・・でも、この「幽霊列車・・・」の物足りなさと、肩透かし感はないよ。

 あと、言いたいのは、ハヤカワミステリ文庫さん。字を大きくしてくれたのはいいけど、本のサイズを文庫カバーに入るようにしてください。困るんです。折角買った文庫カバーに入らないんです。

 またまた話は逸れますが、残念ながらピーター・フォークが亡くなった。で、コロンボ追悼っていうか、会社の同僚の家に行ったら、コロンボシリーズDVDが!!「コロンボ好きなの~~?私も好き~~」って言ったら、お薦めを3巻押し付けられた。いや、いいんだけど。ホントに私も好きだから。そういうわけで、「ロンドンの傘」と「偶像のレクイエム」の巻を見たのだ。(1巻で2話収録です。お徳

 「ロンドンの傘」は見たことあった。これは確かに名作。これぞ倒叙物!といわんばかりの、犯人がどんどん追い詰められて、あれやこれやと証拠隠匿、証拠捏造に走る。しかも、コロンボが追い詰めているというよりも、コロンボは淡々と彼らに接している(もちろん、犯人が彼らだとは思っている)、それにあわてて自滅している感がいい。犯人への感情移入がハンパない。

 それに対し、「偶像のレクイエム」は無理があったなあ。ミステリーとしてきちんと作れそうなのに、アン・バクスター(往年の名優みたいです)、メル・ファーラー(言わずと知れたオードリー・ヘップバーンの最初の夫)という、有名人が出ているせいか、ちょっとコロンボはしゃぎすぎ。最後のとどめで、あれ?そんな伏線どこにあったっけと思わされた。少々雑でしたね。でもまあ、アン・バクスターのファッションは楽しめるし、何故、この人が殺されたの?というあたりはなかなか。そして、若いよ、この頃のコロンボ。

2011年7月17日 (日)

ひたすら暑い

 あいも変わらず、暑いんだなあ・・ 今日は新宿に行きました。たまたま東京に来ていた友人が新宿で用事があるというので、それまでお茶していた。さすが、新宿は人が多い・・・そして暑かった。いつまで暑いのかなあ・・・おかげさまで、まるでリゾートファッションのような服を買ってしまった・・・いや、それは天気のせいなのか?

 さて、不思議に思っているのだ。何で、菅さんはあんなに批判されるんだろうね?独善すぎるとか言われているが、小泉さんはもっと勝手に一人で決めて、誰の言うことも聞かずに進めていたよね?まあ、圧倒的な人気があったから誰も何も言えなかっただろうけれど。。辞めてからだもんね、批判されだしたのは。

 でもね、私の仮説。過激なことを言う人は大衆から好かれる

 小泉さんは既成の自民党をぶっ壊す!って言って、見事に壊したんだけどさ、保守派にいながらにして反体制的なところが好かれた。あと、石原慎太郎東京都知事だ。全然、革新でもなければ、ばりばり体制派なんだけど、発言がやんちゃなのが何故か好かれる・・・一見、何かを変えてくれそうに見えるからなんだろうね。でも、あのばりばり保守派でタカ派(ってまだこんな呼び方するのか?)、ぎらぎらしたオヤジで、差別意識の固まりな人は私は嫌だなあ・・・ダイバーシティって言葉、きっとわかっていないよ。女性のことも、外国人のことも、他のいわゆるマイノリティと扱われてしまう人たちのことなんか、バカにしかしていないよね。何故か人気があるんだよなあ、どうしてもわからん。

 で、菅さんだ。原発に頼らない社会にしよう、って言うのは理解できるんだけど。別に、今すぐには無理としてもだ、やはりさ、人間の手に負えなさ過ぎるものには頼れないよね。影響がなかなか目に見えないし。。。だから、脱原発もわかるんだよ。何故に、皆、揚げ足をとることしか考えないんだ?と、会社で言っていたら、ある人の子どもが、「何故、文句ばかり言って、協力して良くしていこうとしないんだろうね?」と言っていたそうだ。その通りだ!(ちなみに中学生だ。)日本の未来は明るいぞ!

 ってなわけで、震災以来なんとなく新聞を読む気がしない。

2011年7月10日 (日)

動物の値段

 また、母が自転車で転び、骨を折ったりはしなかったものの、飲食ができなくなった。出張続きで疲れていたから年休とっていたので、とりあえず実家に戻ったのであった・・・休めないなあ。結局、救急車を呼び入院させてもらった。入院の翌々日には元気が出たので、一安心。その間、ネコ用の自動給餌器買ったり、合鍵作ったりしている間に両替ついでに購入したのが、「動物の値段」

 一番高いのはたぶんゴリラ・・・8,000万円。いや、ちがったパンダだ。なんとレンタルで3億円。3年契約。1年1億円くらいだそうだ。あと、シーラカンスも3億円・・・誰が飼うんだ?すごいね、なんでこの著者、何でも知っているのかしら?ライオンの赤ちゃんが意外と安くて45万円。ツキノワグマは30万円だそうです。ペンギンは80万円からですが、さすがコウテイペンギンは1,000万円以上。で、イワトビペンギンは性格が悪いそうだ。見た目カワイイのにね。

 あと、かなり以前の人気者、エリマキトカゲは5万円~。あのエリマキ広げ状態はかなりパニックに陥らないと、ああはならないそうなので、以前のコマーシャルはひどいことをしたものです。。 

 ちなみに著者は白輪剛史さん。爬虫類が好きで、爬虫類輸入会社をやっているそうです。いろいろな動物に値段がついていて、絶滅のおそれがなければ飼える動物がある・・・でも、実際問題、ライオンとかサイとか飼えないよね~~ゴリラなんて社会的動物だそうで、群れで子育てなどを学ぶそうです。ってことは、1匹だけでは飼えない。しかも、気の毒なゴリラたちは、武装ゲリラや難民に食べられてしまったりしていたそうです。というわけで絶滅危惧種ⅠB類。

 イグアナは2980円で、コモドオオトカゲは250万円です。あと、ヤモリとイモリの違い、知っていますか?ヤモリが爬虫類でイモリが両生類だそうです。ヤモリは家を守る。イモリは井戸を守るってこと。なかなか興味深いでしょう?

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   写真がないと寂しいので、この間バリイさんタオルハンカチと一緒に買った、今治タオルの猫ちゃんタオルとワンちゃんタオルハンカチをどうぞ。

 動物つながりってことで。

 しかし、暑いよね~~結局、エアコンつけっ放しで寝ています。ちなみに節電で大事なのは、ピーク時の使用量を減らすことだそうです。なので、朝とか、昼間の使用量を減らすことが大事。と、いうことをこの間知りました。なので、夜はまあ、使ってもいいのかな?と。。。

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