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2011年9月に作成された記事

2011年9月19日 (月)

ガラかめ

 「ガラスの仮面」って、「ガラかめ」って略すんだね~~知らなかったわ。って言うか、何故、今、「ガラかめ」なのか?

 単行本は途中抜けはあれど、ほぼ全巻42巻くらいまで持っていたんですよ。でも、会社の女性陣にセットで貸して、戻ってきたのを袋にいれたまま置きっぱにしていたら、無くなっていました。たぶん、BOOK OFF方面に行ったのであろう。 

 で、また読みたいなあと思って、文庫版を大人買い。まだ、1~2巻と、20巻以降は買っていないが、3~19巻を1週間で揃えました。う~ん、始めから全巻買えば良かった。それにしても、大人っていいわ、600円強/冊を20冊ちかく買えちゃう。洋服を買うと思えば、買えるわな。

 何度読んでも、読めちゃう。面白い。そして、マヤ自身はさほど人物描写として深まっていかないのだけれど、どんどん、周辺の人物が深まっていく・・・たぶん、作者は最初は、ここまで長く続ける気も無かったんだろうね。姫川亜弓は、まあ、演劇エリートとして、気位は高いけれど、良いものはちゃんと良いと認める公正な人。でも、人として見た時、登場当初は魅力は薄い。どんどん、魅力的になるんだよな。それが頂点に達するのは、北島マヤを罠にかけて、自分がそれにとって代わろうとした乙部のりえに、演劇というのは実力がすべてだと、突きつけるとき。格好いいよね。自分に自信もあるし、乙部のりえがさほどでもないと、見抜いてのことでしょう。

 月影千草も速水真澄も、充分に影がありそうで、人物としては深みがありそうだけれど、これまた描かれるのは、後半になってから・・・私は勝手に、作者も決着つけたくないから、サブストーリーに逃避しているのかなと、思っていました。今まで、完全な決着をつけたことないよね。同時1位とか、ダブルキャストとか・・・北島マヤは助演女優賞はとって、亜弓は落ち込むが、受賞理由を聞いて自分こそが完璧な演技をしたと自信を持つ。ただ、敗北感は結構持つんだよね。3回も敗北感を味わっているって、覚えているんだよね。強烈なライバル心というか、負けず嫌いというか。

 一方、北島マヤは常に自信が無さそうに見えるのだけれど、本番になると、人が変わる。天才と呼ばれる所以。絶対に、演劇論とか、教養とか、亜弓ほど勉強していないと思うのだけれど、天才なんだよね~~常識を超えちゃう。ま、姫川亜弓も常人に比べればスゴイ人なんだけれど・・・

 というわけで、単行本版の最新巻も読んでいないので、今、どういう状況かは知らないが、文庫版のあと20巻~24巻を買わねば。また、週末は3連休だし・・・

 全然関係ないが、最近、ふと気づいた。家の近くの道を歩いていたら、スカイツリーが見える!!今まで気がつかなかった!バカか、私は!!

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