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2011年10月 2日 (日)

本、いろいろ

 去年、塩野七生さんのローマ人の物語、「キリストの勝利」の文庫版が出て、これでローマ人の物語が終了した、と思っていました。ところが、先日「ローマ世界の終焉」が出ていた。これで本当の終了だった。ただ、前にも書いたけれど、国が成長していく過程、これが最も面白いのよね。下り坂に入り、転落していく姿はあまり・・・そして、塩野さんはどちらかというと指導者、というか国のリーダーに焦点を当てていたので、ローマ帝国が崩壊しつつある時の指導者にはまったく共感できず(あたり前だが)、興味はもてず。市民たちはおそらくかなり不幸だったと思うが、そこには焦点が当たっていなかったので、淡々と終焉を迎えた。

 コミックスも買いました。「グーグーだって猫である 6巻」始めは映画化に伴って出版されたと思われる文庫版を買いましたが、いつまで経っても新しい版が出ないので、単行本へシフト。まあ、大島弓子さんがわが家に猫を向え入れることといったら・・・。どこまで行くんだ?と思っていましたが、グーグーがついに死んでしまいました。2011年の4月に。おそらく、唯一、大島さんがペットショップで買った猫ちゃん。だって、グーグーの後はすべて野良だったり、拾ってきたり、出入りの野良猫ちゃんが産んだ子猫だったり・・・

 最初の猫のサバが死んでしまってから、ペットロス状態だった大島さんを癒してくれたグーグー。その後、いろいろな猫たちが大島家にやってきたけれど、どの猫にも友好的だったグーグー。その猫がおそらく寿命を向かえてしまった。そこで、「グーグー・・・」は終わりです。大島家の猫はこれからもどんどん増えるでしょう。でも、きっかけとなったグーグーはもういないので、エッセイとしては終了。他人の猫なのに、一時代が終わったような寂しさ。

 あとは、ヘレン・マクロイ(Helen McCloy)のミステリー。どちらかというとサイコミステリー的ですが、面白い。「幽霊の2/3」、「家蠅とカナリア」、「暗い鏡の中に」、「殺す者と殺される者」を、最近読みました。たぶん、ミステリーと考えると、「暗い鏡の中に」か「家蠅とカナリア」が優れているのでしょうけれど、私は「殺す者と殺される者」”The Slayer and the Slain”が好きです。読者はたぶん途中でこのミステリーのトリックがわかってしまう。けれど、この話は謎解きというよりは、主人公が感じる戸惑いと、少しずつ主人公が真実に近づいていく、その心理状態にサスペンスが感じられて、なかなか面白いのです。そして、主人公ハリーになんとなく「いとおしさ」を覚えるのです。

 昨日は久しぶりに大きめの本屋に行って、海外ミステリー中心に本をまとめ買いしたら、6,800円でした。ショック!!でも、SJ・ローザン新作だからなあ・・・買わないわけにはいかないのだ。

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