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2011年11月 6日 (日)

エミリー

 2、3週間前かな、NHKBSで「赤毛のアン」の映画をやっていて、微妙に原作と違うけど、ちょっと見ていた。そのうち、「アンの青春」、「アンの愛情」まで映画化していたが、だんだん原作とかけ離れちゃったので、見るのやめたけど・・・あれ、何で原作と変えてしまうのだろうね?少々ならわかるが、全く違う話にするのは、そのほうが面白いとでも思うのだろうか?

 赤毛のアンシリーズは全部持っているが、実家にあるので、読み返したくても読めない。(そうなんだよなあ、実家の本を何とか持って来たいな)

 仕方がないので、代わりに本屋で目についた「可愛いエミリー」を買ってしまった。この邦題、どうかと思が、”Emily of New Moon”が原題。ノリとしては"Anne of Green Gables"と一緒だね。

 ただ、キャラクターが不完全なんだよ。主役のエミリーのキャラが今一つ良くわからない。それを取り巻く人たちもね。ローラ伯母を気に入ったのなら、その2人の絆みたいのが生まれるのかなあ・・と思ったら別に。ローラ伯母はきれいな人だが、それほど魅力的ではない。じゃあ、厳しいエリザベス伯母といつか絆が?アンとマリラのように?と思ったが、無いわけではないが、さほどではない。取り巻く人物も非常に掴み難い。そして主人公であるエミリーも何かふわふわしている。

 赤毛のアンシリーズに比べて売れなかったわけだよと納得したが、もしかすると大人になって読む本でもないから魅力を感じないのかな?

 もう一つ、コミックだけど、大原由軌子さんのコミックエッセイ「京都ゲイタン物語」

 大原さん(旧姓加藤さん)のお母さんがなかなか。勉強が全くだめで、中学の時、数学の問題を解くように黒板の前に出され、全然わからなくて終いに貧血起こして倒れるくらいに、勉強ができない。塾の先生をしていたお母さんはさすがで、デザイン科のある高校の願書を取り寄せている。しかも推薦入学枠のあるところ。お母さんは言う「これから血のにじむ努力をして普通高校にいくか、好きな絵の勉強のできるデザイン科のある高校にするか、自分で選びなさい」と。で、もちろん、由軌子さんは即決でデザイン科なわけですよ。

 で、これが大学に行く時も繰り返される。お母さん、さすがです。娘のことわかっている。結局、由軌子さんはそれなりになっているから、正解では?

 実際には、短大生活がメインのコミックエッセイなので、同級生や先輩がこれまた面白いし、普通の由軌子さんの葛藤が、非常に共感できます。普通でいいの?芸術やっているんだから、人と違っている視点がいるんじゃないの?それに対する先生やブックデザイナーの佐々木さんのコメントがこれまた良しです。

 でもまあ、たぶん、普通じゃないと思うよ、由軌子さん。だって、コミックエッセイなんて書いちゃって、それなりに売れているんだろうからね。なかなか平凡ではないってことだよ。周りにどんなに変わった人がいても受け入れられる人なんだろうね。このコミックエッセイを見てそう思った。

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