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2013年3月に作成された記事

2013年3月30日 (土)

またまたディヴァイン

 「跡形なく沈む」"SUNK WITHOUT TRACE"D.M.ディヴァインの最新作、じゃないな。これ、1970年代くらいのものだから。創元推理文庫が復刻版をだしてくれいているのだけど、その最新版です。

 そういえば、私の中で二大ミステリー出版社が、創元推理文庫とハヤカワミステリ文庫なんだけど、最近、ハヤカワミステリが元気ないんじゃないかな?どうも、買いたいミステリを出してくれいていない。たぶん、ミーハー路線に行っているよな・・・アガサ・クリスティを手を変え品を変えて出し続けるか?映画化のものを出すか・・・だから、最近、ハヤカワミステリ買っていないな。

 それは置いておいて、ディヴァインの生前最後作の「跡形なく沈む」なんだけど、う~んって感じ。また同じ繰り返しか・・・と。主人公と思われる、ケンとジュディは、ダメ男とできるいい女で、惹かれあっているけど、素直になれない。しかもケンは自分を思ってくれているわけではないリズと同棲中。これって「5番目のコード」でも使われている背景。心を病んでいる女、ルースがやってきて事件は始まるが、心が病んでいる女も「5番目のコード」に出てくる。

 私生児が事件に絡むのも、「ウォリス家の殺人」や「災厄の紳士」でも使われている。ある家族が、悪人二人と善人二人に分けられるのも、「ウォリス家の殺人」と一緒。犯人もある意味「3本の緑の小壜」につながるしなあ・・・

 そういうわけで、ちょっと物足りなかった。やはりディヴァインは「兄の殺人者」と「悪魔はすぐそこに」が秀逸かな。「悪魔・・・」は初めて読んだディヴァイン作品でもあったが、意外な犯人で、「兄の・・・」はプロットがよく練られていたと思う。

 しかし、ハヤカワミステリさん、ピーター・ラヴゼイとか、パーネル・ホールとかの新しい作品、出してよね。

 さてさて、1年でまた大阪から東京へ異動です。またまた引っ越し!折角、今、新築マンションなのに・・・・また、家を探さなきゃ。(ところで、誰に報告しているの?)

2013年3月24日 (日)

ちょっとがっかり

 「お金が無くても平気なフランス人、お金があっても不安な日本人」という本を買いました。

 自分の思い込みで勝手に期待して、勝手にがっかりしたから、仕方がないんだけど、てっきり、風刺の利いた、フランス人も日本人も愛情をもって茶化した内容だと思ったの・・・

 大真面目な本だった。。。特に、筆者はずっとフランスに住んでいるらしいから、いかにフランス人が、お金を使わないかを真面目に書いているの。ドレッシングも買わず、自分で作って食べるか。なんでも買って済まさない。いかにDIYかとか。ミシンも使ったことがないのに、カーテンでいろいろなもの作るとか・・・ブランドものなんか買わないとか・・・

 でもさでもさ、そんなのどこの国にだっているじゃない。日本人が全員なんでも買ってはすまさないよ。確かにDIYはあまりしない国だとは思うけど、折り紙なんかみんなうまいぞ!手先は器用なはずだ。ただ、買ったほうが時間も手間もかからずにそれなりにいいもの買えるからね。

 若いころ、海外旅行に行ってよく思ったのは、欧米は服とか、超安いか、高いブランド物しかない。中間がないなと思った。日本には中間があるんだよね。それっていいなと思っていた。ブランド物だって、皆が皆もっているわけではないじゃない?私なんて、ヴィトンだけは絶対に持たないでおこうとおもっている。だって、何が悲しくて、あんなにたくさんの人とお揃いにしなきゃならないの?

  カトラリーを祖母の世代から受け継ぐとかさ。。。だって、銀のフォークもナイフも日本では使わないぞ!漆塗りの箸でも受け継ぐか?銀食器なんて、磨いたりなんだりしなきゃならなくて、手入れは大変だと思うが・・・

 お葬式の費用が3,000円程度で済むとか。しかも現金を手渡さない?だって、考え方の違いでしょう。日本だって、一般peopleの場合、親族以外はお香典は3,000円~5,000円くらいでしょう。市営の葬儀屋がしきるっていうけど、実際にそのためにいくらかかっているのか?税金がどうなっているのかをちゃんと比較しないとずるいよ。日本のお葬式はお葬式でいいとは思うよ。しかも、最近は家族葬とか増えてきているしね。今後はそうなりそうだね。

 と、なんかがっかりだった。きっとさ、どちらにも良い点、悪い点はあってさ、それをわかったうえで、茶化してほしかったんだけどな。大真面目なの。仕方がないじゃない。日本は異常に今は安全なんだよ。だから、自販機は置ける。これからもそれを守れるといいのだけどね。たとえ、外国人がたくさん日本にやってきたとしてもね。

 そういうことじゃないの?フランス人もばっかじゃないの?というところもありながら、皆、お洒落に工夫して生きているんだよね。100年も持って、しかも暖かい建物は羨ましい(カナダがそうだった)日本は、そうはいかないよね。木造だし、地震はあるし、湿気もあるし・・・

 というわけで、残念だった。勝手に勘違いした私が悪いのだが・・・

2013年3月20日 (水)

やっぱり世界フィギュア

 WBCは残念だったね~~今年はちょっと打線が今一だったからな。まあ、なかなか3連覇できるものでもないか。たまに各チームのエース級が一緒に戦っているのを見るのは、良いものだなあ、という気がした。マエケンとか、井端さんとか・・・いいね!

 で、やはり真央ちゃ~ん。思ったんだけど、あれだけのスケーティングスピードで、トリプルジャンプをミスしなきゃ、それは強いよなあ、キム・ヨナ。でも、3年前と何も変わってはいない、彼女は。ただ、勝つことがわかっているなら、国際大会も出ないよね。何かにチャンレンジしているわけでもないのであれば、モチベーションもないだろうしね。あのままでキープするなら、本当は引退したほうがいいのだろうけど、そうも出来ない事情があるのだろう。韓国枠をキープするっていう、事情なんだろうね。

 たぶん、真央ちゃんも3Aを飛ばないで、スケーティグとトリプルジャンプの精度を上げることに集中してれば、負けないよね。だって、昔はできていたし、エキジビションのスケートを見ていれば、できることはわかる。

 でもね、選んじゃったんだよね~技術を磨く方向に。トリプルアクセルにこだわることに。世界フィギュアの結果見て、キム・ヨナの滑り見て、ミスないしスピードはあるし、これは負けたなと思ったが、悔しかった。仕方がないとは思ったけど、私は悔しかった!!!

 ただ、真央ちゃんは納得しているみたいなので、それなら、母さんも(だから、いい加減にしなさい)、納得します。真央ちゃんが納得しているなら、安心です。本当に、大学休学して、トリプルアクセル、ストレートラインステップと、頑張ってくれ。信じているよ。もう、進むしかないもんね、困難な道に。もう1度、タラソワさんとやってもいいような気がする。バンクバーの時のプログラム、「鐘」は、今見ても、すごい作品だと思う。2010年の世界フィギュアの時も、良かった。佐藤コーチにスケーティングを修正してもらった後の、タラソワさんとのコンビは良いような気がするなあ。。

 って、素人が何言ってんの!

2013年3月16日 (土)

姫子!!

  ちょっと、世界フィギュアは間が空きすぎたかな?日本勢、2012~2013シーズンを通しで頑張りすぎたんじゃ?もう、疲れちゃったのよね。男子も3位までに入らなかったのはそういうことでは?

  女子は、キム・ヨナがトップだけど、ちょっと安心した。佳菜子ちゃんもコストナーも僅差だし、前のような絶対的な感じは無くなっていたから・・・。それはそうだよね。3シーズンも国際大会に出てこなくて、それでもダントツだったらビックリするわ。真央ちゃんは自爆パターンだったが、ちゃんとジャンプ飛べれば大丈夫では?自分を信じて、集中してくれれば大丈夫。結果はついてきますよ。

 ヨナはやはり点の取り方を分かっているんだろうなあ・・・でも、感動が無いよ。彼女の滑りには。コストナーや佳菜子ちゃんの方が魅力的だったし、鈴木明子は観客の心をつかんでいた気がする。真央ちゃんは、あまり結果を気にしないことだね。今までやってきたことを信じて、白鳥と黒鳥になりきってくれれば大丈夫。

 さあ、日本女子!自分の魅力を信じて滑ってくれ!!

 と、またまたフィギュアの話から始まったが・・・

 最近、益田ミリが本屋さんでは流行っている。「すーちゃん」が映画化されるからなんだろうけど。そんな話題になる前からちょっと読み始めたんだけど、淡々としていて、小市民的なところが結構好きかな。話題になっているせいか、一気に本屋さんに作品が並び始め、「妄想はオンナの幸せ」を読んだ。中村うさぎとかのような毒とか、爆発的な面白さはないんだけど、くすっと感が強いエッセイです。この人、私より少し年下なんだけど、なぜか、出てきてしまった。「うわさの姫子」!!そう、漫画ですよ、これ。私が小学生の時、好きだったなあ。。。お姫様カットの姫子ですよ!そして、姫子といえば、真樹に、なぜか許婚の徳川秀吉。まさか、益田ミリから出てくるとは・・・

  なんで、あなたが知っているの?あれは私の時代だろう。と、思っていたら、あれは1974年から連載なのね。「小学5年生」って雑誌ですよ。ほぼ全員の小学生が当時は買っていただろう。じゃあ、私の年だけじゃないのか。私が読んでいたのは、1976年?(年がばれる?誰が、興味あるってさ)しかも、なんと1986年まで連載は続いていたらしい。いやいや、こんなマイナーな漫画の情報まで載っているのか、すごいな、wikipedia。誰が、情報をアップしてくれたのかな?懐かしい、懐かしすぎるよ!!そうか、益田ミリも仲間か。ただ、さすがに、今から購入しようと思うほどのマンガではない。(というか、絶版だよ。)これは、子ども向けマンガなので・・・でも、ちょっと見てみたいね。ダウンロード版はあるみたいだけど、お金払うほどじゃないのだ。ちょっとだけ見せてくれないかしら?

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