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2013年11月に作成された記事

2013年11月22日 (金)

孤独

 宮部みゆきさんの「小暮写眞館」を今読んでいる。私は宮部さんの本はできるだけheart warmingそうなものだけ選ぶ。怖そうなやつあるでしょう?それは避ける。でも、きっと基本的に「暖かいもの」が根底にあるんだろうなとは思う。

 さて、「小暮写眞館」です。ミステリーっていうか、心霊写真をめぐる話。謎解きは謎解きなんだけど、ちょっと心霊現象込み。でも、決して怖くはない。ほんとうに怖いのは人間。宮部さんはきっとそう思って本を書いている。心霊現象はむしろ優しい。

 でね、ちょっと思ったの。今、まさにこの本のクライマックスに差し掛かっている。主人公花ちゃん(花菱栄一)家族が抱えるある「痛み」。幼いまま逝ってしまった風子ちゃんにまつわる人々の反応。親族たちは母親を責めた。何故、風子をもっと見てやれなかったのか?お前が悪いと責めた。皆、耐えられなかったから。その傷に耐えられなかったから、手っ取り早く母親を責めた。そして、責める権利があると思っていたから。

 そこを読んでいた時に、私の頭をよぎったのは、「自分以外はすべて他人」。家族であろうが、血がつながっていようが、他人だ。

 だから、本当は責める権利なんかないんだよね。それは甘え。皆、それぞれが一人一人、痛みに耐えないとならない。ほかの誰かに押し付けて、その一人だけ背負わせてはいけないんだよ。

 話は飛ぶが、知り合いに姓名判断をしてもらった。そこに書いてあったのは、「活動力は強いが、波乱にとみ、孤独や苦労がつきまとう・・・」「・・・忍耐力が強く、逆境に陥れば陥るほど真価を発揮する・・・」

 う~ん、当たっているぞ。そして私は小学生のころから、自分以外は家族だろうが何だろうが、他人だと思っていた。で、そう発言したら、周囲に驚かれた。でも、私は間違っていないし、自分と家族をごっちゃにしてはいけないと思っていた。

 変な小学生だよね。なんでそんな考えになったのかな?でも、そうだよね?おかげざまで会社に入ってかなりたったある時、当時の上司に「孤高だ」と言われた。そんなことあんたに言われる筋合いはないぞ!(ま、そんな変な小学生だったから仕方がないか)

 ふと、「小暮写眞館」を読んで思いだしたのであった。さて、続きを読まなくては。きっと泣いてしまうんだろうな。(って、すでに涙ながしているもの)

2013年11月 9日 (土)

来た来た、真央ちゃん

 いやあ、やりましたね、NHK杯。今季最高点ですよ。トリプルアクセルは両足着氷だし、3-3はできていないのに・・・207点超え。いったい何が違うの?昨シーズンと。

 素人なりに見ていて思うのは、スケーティングスピードなんだよな。明らかに、昨シーズンまでよりスピードがある。ショートのノクターンも非常に優雅だが、スケートアメリカの時はスピードがあった。NHK杯はちょっとスピード足りなかったかな。きっといろいろと修正したから、まだこなれていないのでしょう。少しばかり音楽にもバシッとあっていない部分もあった。でも、71点超えだからスゴイよね。

 フリーはラフマニノフのピアノ協奏曲だが、スピードはあったかな。ちょっとストレートラインステップが重たそうに感じたが、でも136点超えだもんね。14歳のラジオノワも良かったけど、さすがの貫録でした。

 この時期でこれだから、楽しみだわ~~

 あっこちゃんは残念でしたね。彼女のドラマティックな滑り、まさに「Passion」って感じの演技は大好きなんだけど、やはり技術も必要なのだ。頑張れ!鈴木明子!!!でも、あっこちゃんはプロになったら、大人気だろうなあ。ドラマティックさに磨きをかけてほしい。長久保コーチは優しそうだけど、二人はよくケンカしてるらしい。意外だな。

 さて、安藤美姫です。偉いと思うのよ。4月に出産してよくやっている。非常な努力だと思うし、頑張ってほしいが、もう1年ほしいよね。子供産むための体型になって、出産という非常に体力を使う人生の大きなイベントを経て、子育てして・・・・簡単には元に戻らないよね。頑張ってほしいし、出産したってアスリートとしてやっていけるとは思うけど、やはりね、あともう1年ないと、他の人たちと戦うのは難しいのでは?と思うのだ。だから、ソチは無理でも、2015年の世界選手権目指したら?証明して見せなよ。1年半あれば戻れるんだってさ。

 男子ですが、私は小塚くんが好きなんだよなあ・・・高橋大輔もいいんだけど、私にはフェロモン過多すぎる。小塚崇彦くんくらいのクールさがいいな。でも、今年は厳しそう。やはり股関節の痛みがあるのだろうか?手術するとソチに間に合わないと判断したみたいだけど、頑張ってくれ!

 日本女子もかなり激しい代表争いだけど、日本男子はもっと厳しいな。高橋に織田に羽生に小塚。そして今年絶好調の町田樹。3人だもんね。羽生くんもちょっと調子が良くないようだけど、みんながんばれ~~個人的には小塚くんと織田くんを応援しています。

2013年11月 6日 (水)

やったね、楽天

 もうね、その結末しかなかった。楽天が日本一になるしかなかったのだ。

 そう思うのだ。ついにマー君が6戦目で負け。まあ、負けるとしたら日本シリーズでしかなかったかな。でも、なぜか160球を投げてしまった。

 翌日、美馬&則本が良いピッチングをして。。。きっと、則本続投でも行けたでしょう。しかし、マー君が出てきたところで、もう、決着しちゃったよね。もう、ここで巨人は勝てない。球場は異様な雰囲気に包まれ、私もテレビで見ていて、ランナーが出ようと、1,3塁になろうと、点取られるとは思えなかった。もう、決まっちゃった。もう、セオリーも何も関係ない。星野監督が言っていたように、考えられない継投なんだけど、決まっちゃったんだよなあ。

 昨日の昼間のワイドショーでも言っていたが、ホント、マー君は昭和だよね。根性とか気合いなんだよなあ。。。大リーグの合理的なところとか、効率性にあうのか、ちょっと心配。ロペスがマー君が三振取った後のガッツポーズを見て、バッターをバカにしていると、そういうのはよくない的に言っていたらしいが、でも、あれがなくなったら、マー君にとってはよくないよね。あのハングリーさがいいんだから。欧米の表面だけキレイなこと言って、実はバリバリ人種差別はある的な、貴族的な取り繕いって、なんかなあ・・・(って、これはこれで根拠ないかもしれないが。でも、意外にあると思うんだよな。まだまだ)

 元々兵庫県出身なのに、なぜか駒大苫小牧高校に行ったのだって、練習を見学に行って、その練習が決め手になったらしい。確かにその時の監督の時代だけだよ、駒大苫小牧が甲子園に行ったの・・・(しかも、優勝2回の準優勝1回だからすごい)

 マー君は本質見る目があるってことかな?

 3年の甲子園では泣いたかもしれないけど、元々、体格的に見て、マー君の方がプロ向きに見えたもんね。(マスコミはともかくとして、専門家はそう見ていただろう、たぶん。)

 とにかく、今回は仕方がない。楽天が日本一になるしかないでしょう。日本国民が納得です。良かった!!

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