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2024年5月に作成された記事

2024年5月16日 (木)

なんとすっきりしていたことか

 遅ればせながら、昨日、トヨタイムズでの昌磨の引退記者会見を見た。もう、表情がすっきりさわやか。ああ、世界のトップで戦い続けるということは、本当に大変なことなんだなと、改めて思わされた会見でした。あの表情を見たら、みんな、何も言えなくなるよね。誰もしょうもないことは言わなかったし、何か幸せな会見だったような気がする。昌磨ファンの中には、いつかは競技復帰もと希望している人もいたかもしれないけれども、これはないなあと思わされた。本当にやり切ったんだろうね。オリンピックでの2回連続のメダル獲得は言うに及ばず、全日本には13年連続出場、10年連続表彰台。優勝6回、世界選手権もシニアデビュー後、全部出ているんじゃない?そして、優勝2回。日本男子初の2連覇。

 なんといっても、羽生君、ネイサンの全盛期にず~っと怪我で全休することなく、トップを争い続けた。ジャンプと表現の両方を高いレベルで実現し続けた。可愛らしい容姿にもかかわらず、マスコミに媚びない、発言は自由、インドア派、そしてゲーマー、アスリートらしからぬ偏食。面白すぎる。そして、ここ最近の大人具合。平昌の頃は、全然しゃべれない、おこちゃま昌磨だったけれども、今やすっかり大人。発言もちゃんとしているわ。そして、今の日本男子達の結束力と、他者を追い落とすことを考えるのではなく、ライバルを尊重し、戦う相手は自分だとしっかり自覚する姿は、昌磨の影響大と言っても過言ではないでしょう。

 コラントッテのイベントで、一希に、草太に、高志郎に、璃士くんと、ゲストが登場し、とても和やかな会見だったらしい。後輩たちにこうしてスポンサーがつくことも、昌磨のおかげとまでいうのは言い過ぎかもしれないけれど、きっと何かのきっかけにはなっているでしょう。やはりスケートを続けるにはお金がかかることだから・・・ミズノさんもトヨタさんもお願いしますね。

 技術を備えたうえでの美しい演技が試合で見られなくなるのは、残念だけれど、日本のフィギュアスケート界は次々と、良い選手が出てきているから、次のお気に入りができるまでまたみんなを応援するよ。だから、昌磨のベスト演技DVDを発売してくれ!平昌前と平昌後から北京前まではあるようなんだけれど、できればシニア全部のベストが欲しいなあ・・・待っていたら出るかな?もちろん、その中にはステファンとのやりとりも入れてほしい。試合前に一緒に飛び跳ねているところ、昌磨演技中に踊っているステファン、キスクラでの二人の様子。昌磨優勝後の胴上げシーン。頼みますよ!!!

2024年5月11日 (土)

ついに・・・

 アイスダンスの小松原美里ちゃんが引退か・・・子どもが欲しいのかなとか思ってしまったけれど、怪我に苦しんでいたらしい。カップル競技も過酷だものね。ティムは引退を表明していないけれど、どうするのかな?せっかくだから踊れる女子シングルを選手を見つけて続けてほしいな。アイスダンスも若手は出てきているけれど、やはり年数がものをいう競技だからな。

 と、思っていたら、来ました昌磨の引退宣言・・・昨シーズン入るときに、ジャンプより表現力という発言で、もしかするともう「勝ち」よりは自分のやりたい演技に集中したい、ということは、このシーズン限りかという予感はほとんどの昌磨ファンが感じたことだと思う。「ワンピースオンアイス」の経験が、昌磨を再び「表現力」に向かわせたということもあるのでしょう。それと、マリニン君の今年の成長、2022/23シーズンでは4Aを成功させたといえども、まだジャンプに不安はあった。それが23/24のこの完成度。正直言うと、表現力はまだまだだと思うけれども、PCSでの差というのはさほどつかないので、あれだけの4回転ジャンプの完成度ではとても勝てない・・・今のルールの下で、昌磨がいかに表現を磨いたとしても、勝てない。それもあるんじゃないのかな。ネイサン、羽生君のいない今、モチベーションの維持も難しかっただろうし。

 それにしても、いろいろな人からの昌磨へのメッセージが嬉しかったね。やはり、国内よりも海外からの昌磨への評価が高いのがさすがわかっていて嬉しい。国内では「人気」とか「アイドル性」が重視されちゃうから、媚びない昌磨の評価はなんとなく低い気がする・・・

 あと、羽生君からの2年越しのアンサーメッセージも良かったな。さすがのスケオタたちはすぐに気が付いて、Xで共有してくれていた。マスコミの皆様にも気が付いてほしかったけど・・・過激な羽生ファンが昌磨とかネイサンを攻撃するけど、本人たちは仲良いんだよね。

 そして、時折大馬鹿な記事がでるのが、これで日本フィギュア男子が空白になるとかなんとか・・・まあ、わかっていないスポーツ関連じゃない雑誌社とかなんとかの適当な記事なんだよな。すでに、北京で銀メダルを獲っている鍵山優真もいるし、マリニン君を負かすとすれば優真だよ。そして、そのライバル4Lz持ちの佐藤駿、ランボルギーニと呼ばれる三浦佳生もいる。ジュニア時代から切磋琢磨してきた3羽ガラスたち。それに加えてベテランの友野くんに草太もいる。さらにステファン門下の高志郎もいる。背が高いから4回転ジャンプに苦しんでいるけれど、ラトデニ君のようにステファンの配下で表現力を磨いてくれるに違いない。昨シーズンの「死の舞踏」はまだ完成には至っていなかった気がするから、また続けてくれてうれしいな。完成版を祈っている。

 だから、日本男子はそんなに心配しなくていいんだけど、問題は女子なんだよ。坂本花織の次が出てきていない。かおちゃんがいなくなったら、3枠の確保も難しくなる可能性がある。千葉百音に倫果に住吉りをん、松生理乃、河辺愛菜、この辺に奮起してもらわないとな。頼むよ!

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