りくりゅう

2022年12月12日 (月)

複雑・・ノーミスの男子たちと大崩れの女子

う~ん。複雑ですな。男子とペアはノー天気にワ~イ!って感じだったけれども、女子は舞依ちゃんおめでとうと言いつつも、ほぼ皆がノーミスのショートに比べ、全員がミスだらけというフリーの結果。かおちゃんの110点台とか、ルナヘンちゃんの崩れ方とか・・・世界選手権の金・銀コンビがここまで崩れるとはね?なので、ちょっと複雑な気持ち。

 まあ、でも振り返りますか。いやあ、草太、良かったよ。NHK杯の二つの3A転倒があったから、4回転が成功しても安心できなかったフリー。でも、まず一つが成功!本人も小さくガッツポーズ。次の3Aもやった!!またガッツポーズ。美しいスケーティングと丁寧で柔らかい表現で演技終了。もう、本人またまたガッツポーズ。意識していたんだろうね。技術点も100点超え。これはもしかしたら190点行くか?と、思ったら、あらら、180点も行かない179.49。PCSが思ったよりも伸びなかった、78.62。それでも昌磨に次いで2位のPCSなんだけどね。ここでマリニン君を抜いて1位なので、銀メダル以上は決定しました。やはり、ジャンプ前の上半身と腕の棒立ち感のせいかな。草太は、若い割に上半身が長いので、目立っちゃうのよね。今はジャンプを安定させることを重視しているだろうから、今後の課題だね。振り付けなどを複雑にする必要があるな。ただ、スケーティングスキルは8点台が出るので、ジャッジに評価はされてはいる。ただ、9点台でも良いような気はする。presentation等はまだまだなのはわかるけど。

 さて、最後に出てきた昌磨です。いやあ。。。格が違う。表現力が違う。ジャンプは例によって4T-2Tになっちゃうとか、コンボ券1枚使えないとか、まだまだ完璧ではないのだけれど、全体の完成度はレベルが違いました。これは合計点は300点超えだなと思ったら、やはりフリー204.47の、合計304.46の堂々たる1位です。PCSは94.86。草太と16点超の差、マリニン君とは18点差です。PCSでこれだけの差がつけられるのですよね。4回転を跳べば良いというものではない、表現力重視しますよとい今回のジャッジは好印象です。確かにこれだけの差はある。あれだけ爆走して、でも上半身は常に動いていて、重厚な表現と、複雑なステップ、エッジ使い・・・ただ、本人は4回転1本で簡単に10点くらいの差はつけられるので、4回転ジャンプをきちんと跳ばないとならないと、ちゃんと実態を見つめているところが凄い。

 ランビ様がまあ喜んでいた。涙流して喜んでいるのに、昌磨ってば、ランビ様のプログラムを見ていないって・・・ランビ様大ショック!!四季を一緒にやったでしょう!!!って。このボケとツッコミコンビ。見事だな。最近大人になったとはいえ、昌磨のインタビューは見逃せないな。

 駿君は悔しいショートのリベンジでノーミス。もう少しPCSが出ても良い様な気もするけれども。まあ、これからだね。爆走佳生君はコントロールしきれなくてジャンプミスがいくつか出ちゃったな。でもやはりスピードがあるからなのか、PCSは駿君やマリニン君より高くて、草太に近い。まだ17歳。期待していますよ。

 マリニン君は今シーズンはフリーはミスしないので、良かったけれど、でもやはりこれからの選手だよね。テレビ局がクアドゴット、4Aとかで持ち上げるけれども、男子はやはりシニア経験が必要なんですよ。これからが脅威なんですよ。そこをわかって欲しいな。

 そしてそして、やったね、りくりゅう!!いや、あの、絶対に1位になるとは思っていたの。でも、意外にショートは僅差の1位。あれ?と思った。フリーも完璧じゃなかったけど、またまた僅差の1位。良かったねぇ。龍一君がキスクラで不安?で泣いていて、点数でたら安堵で泣いていた。何か感動。なるちゃんも解説で泣いていたね~~ただそれにしても上位3組は放送して欲しい。じゃないと人気が出ないよ!!

 さて、大問題の女子フリーですよ。女子ショートは楽しく録画を見ましたよ。がしかし!!キム・イェリムから始まって、あれ?あれ?あれ?。。ルナヘンちゃんまで???確かにイギリス大会でもルナヘンちゃんはミスしていたのよね・・・舞依ちゃんも最後のループで転倒。そして、かおちゃん。こんな大崩れは久しぶりですよ。2019年の全日本以来じゃない?あの時も苦しんでいたけれども。やはり、難しいのだろうね。ショートもフリーも新たなチャレンジだもんね。ショートは非常に良くなったけれども、フリーは苦戦中かな。スケートアメリカではそこそこの点数が出ていたけど、ちょっと疲れが出ているかな?園子先生は追い込むからなあ・・・でも、頑張って。全日本までは時間がないので、ある程度手を抜いてでもスケアメくらいに戻して、世界選手権に向けて完璧を目指してはどうかしら?

 舞依ちゃんはミスが出ても大崩れしないという安定感が勝利に繋がりました。やはり、見た目と違い精神力の舞依ちゃんです。とはいえ、今年のフリーはまだまだこなれていないので、もう少しものにしてほしい。戦メリが素晴らしいだけに、フリーに物足りなさを感じてしまう。それにしても、かおちゃんの結果が出た瞬間の舞依ちゃんの厳しい表情が、今回の女子フリーを象徴したかな。まいかおでワンツーフィニッシュしたかっただろうしね。倫果ちゃんは楽しんでいる感じが良かった。イザボーちゃんはカワイイ・・・フリー終了後凄く悲しい顔をしていたけれど。そりゃあそうよね。あのメンバーの中でミスしちゃうと厳しいと普通は思う。けれど結果、銀メダルです。表彰式の時はニコニコで良かった。表現力は既にあるので、ジャンプの安定感次第ですな。ロシアっぽい表現だけれど、コーチ陣がロシア系の名前が多いから、ロシア人コーチなのかな?

 悲喜交々のグランプリファイナルでした。男子は代替わりし、でも技術力と表現力の融合が必要ということが示され、日本の強さも証明。女子はロシア不在が大きく影響し、200点以上が一人しかでないという波乱。アメリカも総入れ替え、カナダはどうした?の中でのイザボーちゃんの笑顔が救いという結果でした。

 次は全日本です。優真や梨花ちゃんが戻ってくる?そしてジュニアも含めてレベルの高い試合が期待されますね。

 

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