村上春樹さんたちの「地球のはぐれ方」のパクリです。もちろん、それも「地球の歩き方」のパロディだけど
大人だって、遊びたいし、はしゃぎたいし、バカやりたい!ついでに、自分が大人だなんて思っていない。いつになったら大人になれるのかな~って。そんなわけで、たぶん全員40代(もしかすると、一人は50才になっているかも・・・)、平均年齢45.5才の仕事を通して知り合った男女4人は、出張をあわせて東京に集結。さあ、どこに行く?それはもちろん、東京一の観光地、「浅草」。
ところで、浅草寺ってどんなお寺か知っています?パンフレットによると、推古天皇の時代(628年)に隅田川で漁師をしていた兄弟が観音像をすくい上げ、その観音像を祀ったのが始まり。ひぇ~、そんなに古いの?だって、まだまだそのころの東京はど田舎でしょ。「あずま」呼ばわりされて、バカにされていたのよね。すごいなあ、そんなに古いのか。そして、いまだに残っているのか、その観音像???
さて、9時30分雷門集合だったのだけれど、9時に着いちゃいました。最年長のSさんから電話があり、20分遅れると。(ちなみにSさんは携帯を持っておらず、着信相手は「公衆電話」とでる)浅草寺境内でもふらふらしてようかなと歩こうとすると、Wさんと遭遇!はやっ!なので、まずは2人でふらついていました。どうせMさんは前の日「飲み」だから、行けないかも~~と言っていたので、来ないかなと。ところが!メールが入った。「どこにいるの~」と、ごめんごめん。来てたのね。「9時に着いていたのに~」って、みんな9時に着いていたのかい!どんなに張り切っているんだ!というか、Mさんは関東在住(埼玉だけどさ)だけど、移動時間読めずに思いがけず早く着いたらしい。
なんだかんだで3人終結して騒いでいるうちに、Sさん到着。ってわけで、4人そろいました。お天気が良くてね。昨日の雨がうそみたい。そしてこれが小春日和って言うのかしら?日差しがあたると気持ちが良くって、散策にはうってつけでした。
仲見世を通り抜け、浅草寺で参拝。さすがに大きい!門に下がっている大きな提灯の下の部分を、ひっくり返って写真とっているおじちゃんがいました。やはり、ここにきたらお御籤ひかないとね。100円。安い。いや、普通100円なんだろうけれど、こんな有名なところだともっと高いような気がしてしまう。とはいえ、とりあえず引いた「半吉」。半吉?半吉って何さ?聞いたこと無いぞ。ちなみにお御籤は「凶、吉、末吉、半吉、小吉、末小吉、大吉」の7種類だそうです。知っていました?私は初めて知った。一緒にお御籤を引いたMさんは「凶」でショックを受けていた。
さてさて、今日のメインは実は「花やしき」。日本現存最古のジェットコースターに乗るのが、本日の目的。Sさんはさらには昼から「お酒」を飲むのがもう一つの目的だったと、私はにらんでいる。 変な写真でごめんなさい。花やしきに入場した時の写真がこれ。狭いですよ。そして、なんていうのかしら?ちょっと異次元っていうか、異空間に来た気分。そして、遊園地に来るのなんて、20年ぶりくらいよ!ちょっとワクワクドキドキ感です。Mさんは、「私、今でも、後楽園遊園地とかに友人といっているよ~」。なんとそうか、いいなあ。
我々は乗り物を3つに絞った。スペースショットとローラーコースター(これが最高時速42km/h日本現存最古のジェットコースター)と、ディスク・オー。まずは、スペースショット。いわゆるフリーフォールみたいなものなんだけれど、そこまでの高さはない。4人で乗り込み、バーで固定される。きゃー、何かドキドキするわあ!だって久しぶりなんだもん。正直いうと怖い!これからどうなる?「5、4、3、2、1」のカウントダウンで、身体はさーっと勢い良く登る!「わ~っ」、ここが一番怖かった。上るのはそれほどの距離ではなく、その後は、ふわっと下がり、またふわっと上る。ひんやりとした春の空気が心地良くてね。気持ちよかったあ。結構すぐに終了。なんとなく皆の顔が引きつっていて、足がふらついていたような気もした。次は、さあメインイベントの「ローラーコースター」日本最古ですよ。1953年完成。思ったより小さいし、なんと一番前じゃないの。しかも、帰ってきたコースターのスピードを見ると、42km/h?いやいや、そんなんじゃないよ!結構速い!大丈夫か。さて、乗り込むとゆっくりとコースターは上る。上る、上る、うわ~っ、そうよ、そうよね、この感覚。ここが一番怖いのよ~高まる期待と、不安。さ~て上りきりました、これからが降下です。狭い!狭いよ~。だってね、普通のジェットコースターって、もっと高い位置で、もっと広々とした空気感の中をすっ飛ばすでしょ。でも、花やしきは違います。全体的にごちゃごちゃっとした、ちまちまとしたスペースに、きっちりと収まった乗り物たち。その中をコースターは通り抜ける。昔をイメージした建物やお風呂屋さんを通り抜け、あっという間に終了。足りない!もう1周してくれ~!
で、一同、次に向かいましたが、またしても若干顔が引きつっていたと思う。最後はディスク・オーです。円状にセットされた椅子に外側を向いて座ります。それが回転しながら、上っていったり、下りて行ったり。ちょっと酔いそうな感じでしたが、空には雲がなく、風を感じながら、青空に投げ出される感が良かった。ビルがたくさん見えたけど、この辺はきっと昔はビルもなく、平屋だったんだと思おうとしながら、浸ってみました。気持ちよかったな。
とはいえ、平均年齢45.5才です。花やしきとはいえ、この乗り物3連発には少々疲れた。いや、皆、そんな「疲れた」なんて口には出しませんでしたよ。でも、多少なりとも皆、ダメージを受けていたと思う。
そこで、花やしきを後にし、どこかで座ろうかと出ようとしたら。。。 これまた、下手な写真でごめんなさい。売店があったのです。そして、坪井さんです。確か、坪井菊さんとか、坪井良子さんとか、坪井つぼみさん・・・なんのこっちゃ?そう、坪井家ですよ。つぼ押しボールぺンから、足ふみマットまで、坪井一族大集合。これは、「今日一か?」と思ったが、もっと強烈なのが、最後に登場します。少々、坪井さんで盛り上がった後、六区に向かいました。もつ鍋&ホッピーゾーンです。11時をちょっと回ったくらいでしたが、座っちゃえ~、のんじゃえ~。私を除く3人はホッピー頼んでいました。ホッピーとは何ぞや?1948年誕生のビアテイスト清涼飲料水、だそうです。(すみません、今、ホッピービバレッジのホームページ見ています。)そうか、ホッピーはお酒じゃないのか、だから焼酎をホッピーで割るのか。しかも、黒ホッピーというのがあったのだけれど、ホッピービバレッジ株式会社さんによりますと、黒ホッピーは1992年製造開始。飲んでいる時、ガラナとの関係性についても話題が出たが、1963年にガラナ製造販売開始。おやっ、関係があるのね。Wさんは北海道出身で、昨年10月から東京単身生活だが、ホッピーは札幌にはあまり無かったねと、東京にはずいぶんあるよと。ただ、それはWさんが蒲田とか新橋で飲むことが多いからではないのか?
その次には、江戸下町伝統工芸館に行ってみました。う~ん、ここはちょっと期待はずれかな。建物には風情があまりなく、展示も少なかった。ので、早々に出てきて、そうだ!もんじゃ!だよ。もんじゃを食べないと。札幌在住のSさんと私はもんじゃを食べたことが無い。大阪生まれで埼玉育ち?のMさんの反応は「え~っ!」さらに、家でお好み焼きなんて作らないというと、さらに「え~っ!」そうね、そうよね。札幌でもんじゃの店なんて見たことないし、お好み焼きは家ではあまり作らない。我が家は、なぜか母親が何でもやってみたがりなので、家でも作ることがあるが・・・20代の頃は、京都出身の友人の家を皆でたまり場にしていたので、そこでお好み焼きを作っていたりもした。とろろ芋入れないとだめらしいのよね。でも、言っている当の本人がとろろ芋でアレルギーおこす体質で、結局、ジンマシン出していたような気がする。そんなことはどうでもいい。初もんじゃ、食べました。
工芸館から戻って、ホッピーともつ鍋の通りを過ぎたら、もんじゃ屋さんがありました。狭い店内の奥に入り、もんじゃ2種類とお好み焼きを注文。SさんとWさんは冷酒。いっちゃいましたよ、冷酒ですよ。さて、もんじゃの作り方です。カップの中に水っぽい液体と具が入ってきます。その具を取り出し、鉄板上でその具を広げ、それをヘラ(っていうのかな?)を使って出来るだけ細かく砕きます。(って、Mさん力説していた。もんじゃの店のおばちゃんにそう言われたって。「腱鞘炎」になるまでやれ!)そして、十分に砕いたら、それを広げ、液体を流し込むスペースを空けて土手を作ります。そこに、液体を流し込み、そこに青海苔とか、ソース等で味付け。グツグツといい感じになってきたら、土手を混ぜ合わせて、手元の小さなヘラでちょっとずつとって、鉄板に少し押し付け、ヘラにくっつけてひっくり返すとうまくすくえるので、それを食べる。おいしいっ!ってものではないけれど、ちょっとずつ食べて、うだうだするには良いかも。Sさんはうまくすくえなくて、Mさんにバカにされていたが、見ていたらたぶん一度にたくさん取りすぎ。なので、ヘラにくっつかなかったのでしょう。Wさんは「冷酒、もう1本!」っておいおい3本目だよ、それ。もう、みんな完璧な酔っ払い。飲めない私もとろんとしてきた。「今日、仕事しようと思っていたのに、絶対できな~い!」と、Mさん。間違いなく無理だ。
気がつけば3時。あらあら、あと1時間したら、行かないと、飛行機に乗り遅れちゃう。ずいぶんと、もんじゃでのんびりしちゃった。 次は?じゃあ「甘味」だ。って、食べてばっかり。でもまあいい。地下鉄方面に向かって歩きながら、甘味処を探した。で、途中で出会ってしまった。「今日一」です!!!笑ったよ、大笑い、このモデルたち。写真撮ろうとしたら、男性陣が並んだので、一緒にハイチーズ。一応、プライバシー保護のため男性陣の顔にはスプレーしておきます。でも、知っている人が見ると、わかるだろうな。もうね、おかしくて、おかしくて、今日一でした。一時お腹痛くて、呼吸困難に陥った。
そんなこんなで、浅草珍道中。思いつくまま気の向くまま、大人たちがバカやっています。楽しかった。またやりたい。次は私の中では皇居一周ねらっています。こんなバカな珍道中にはならないかもしれないけれど、だって、皆、わかっている?江戸城なのよ!江戸城。無血開城したあの江戸城よ。徳川幕府約260年の怨念(かどうかは知らないが)が、きっとどこかに漂う江戸城ですよ。桜田門も見たい。井伊直弼は冷血漢のイメージを持っていたが、「篤姫」の中村梅雀の演技を見ていたら、その印象は変わった。もしかしたら、使命をわかって行動していたすごく理知的で冷静な人ではないかと。おっと、珍道中にならないぞ!でも、参加するメンバーがお茶目な大人であれば、珍道中になるかな。参加者募集中です。春になったら、皇居一周だ!