触れないわけにはいかないよね~小保方さんの記者会見。
世論はおおむね小保方さんに同情的だった様子。
ニュースで見ただけだが、あの記者会見で抱いた印象。小保方さんはまだまだ研究者として、社会人として、発展途上なんだなあ。若くて、未熟で、一生懸命だった。そして、本人も素直に自分の未熟さ認めて謝っていた。すべては見ていないが、彼女なりにすべての質問に誠実に答えていた。まだまだ若いのに、あんなとんでもない状況を一人で受け止めていた。
おそらく、30歳は研究者としてはまだまだ駆け出しだろう。社会人でもまあ、できる人もいるけど、ほとんどがようやく仕事の面白さがわかってきて、それなりに一人で仕切っていけるようになる時期。小保方さんもそんな感じだよね。
彼女の主張は、ねつ造ではない、悪意を持ってやったわけではない。これが言いたかった。だが、論文の正当性を高めようとしてやった写真の偽造?、そして、異なるマウス細胞の送付。悪意ではないと言われても、何故?ミスと言われても何故?と思われることがいくつかある。それらの疑わしさや、論文の不正確さが「ねつ造」と言われても仕方がない、という厳しさを教える人はいなかったのか?
最終的には、ちゃんとSTAP細胞の存在を証明できれば、彼女の名誉は回復されるが、事はそんなに単純でもないような気がしてしまう。ips細胞だって、ノーベル賞もらうまでの経緯は長かっただろうから、論理があって、それが証明され、皆が作れるようになるまでもきっと時間がかかって、実用化までもっとかかるのだろう。
この手の研究の話はそれほど簡単ではない気がするし、いろいろな研究が重なって大きな発見につながるような気がする。
今回言えることは、小保方さんが一人であの試練に耐えた。それと比較すると、理研は立派な大人たちが複数で会見はするし、お金も組織力もあるわ、さらになんとなく、小保方さんは切り捨てても、自分たちは守ろうと見えてしまい、世論は小保方さんに同情的になるんだろう。
まあ、そもそも最初にリケジョで持ち上げられた時からイヤな予感がしていたんだ。女性ってだけで、ちゃんと評価・検証されずに持ち上げられて、これでなんか変なこと見つかったら、落とされるんだよなあと思っていたら、案の定でした。
もう、守ってやれよ、理研。あんなフラッシュに一人でさらされて2時間半もよく頑張ったよ。弁護士が立ち会っているといえども、あれを一人では、相当キツイよ。それだけでも評価だ。頑張れ、小保方!確かに君は学ばなければいけないことがたくさんある。でも、未熟さは罪ではないからね。これから、もっともっと勉強して、もっともっと研究しよう。捨てる神あれば、拾う神ありだ。